スタッフの独り言

9月のテイスティング会「利き紅茶を楽しみましょう」を振り返って

2017/10/5

何度か今までも行なってきた「利き紅茶」。
今回インド紅茶3種、スリランカ紅茶3種をそれぞれじっくり味わって飲み比べしていただき、
そのあと6種を一度にテイスティングしていただくという企画でした。
なかなか難しいものだったのですが、全問正解ならずとも4問正解という方もいらっしゃったりして・・・
参加いただいた皆様ほんとうにお疲れさまでした。
お茶が中国から伝わった当初は、「薬」として存在した茶。口に含んで茶の特質を判別しあう競技として「闘茶」は
室町時代から公家や武家社会を中心に流行したようです。
現在に至るまで、茶の特色を把握したり、品質を見極めるための勉強としても
この利き紅茶を行なうと知り、伝統を感じました。
出題側ではなく、参加者側としてもぜひまた利き紅茶に参加し、勉強していきたいと思います。

7月のテイスティング会「美味しいアイスティーを楽しみましょう」を振り返って

2017/7/18

1500342215978ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
よく紅茶の本で見かけますが、「オンザロックス方式」「ダブルクーリング方式」「水出し方式」を
実際に淹れ方を知っていただき、お味見いただくという企画でした。
同じ「10g」の茶葉を使用して、3分、10分、7時間の蒸らし時間の違い、そしてお湯の量の違いを
変えながらそれぞれの条件のお茶を作り、テイスティングいただきました。
茶葉はニルギリを使用、自宅で試していただけるよう、私のほうでデモンストレーションも2回ほど行いました。

皆様にお好みを伺ったところ、これが甲乙つけがたく均等な人数に分かれていきました。

お客様が見える、外に持っていくなどの理由で取り置きしておきたい
新鮮な茶葉の香りを楽しみながら出来立てを飲みたい
カフェインがあまり強くない優しい紅茶が飲みたい

それぞれの理由でタイミング、お好みにあったアイスティーを楽しんでいただけたら
と思いました。

またアレンジティーを2種ご紹介しました。

「オレンジシナモンティー」オンザロックス方式でニルギリを抽出する際に、合わせてシナモンスティックとオレンジの皮を蒸らしました。香りや風味をのせたアイスティーにオレンジのコンポートを入れた夏らしいアイスティーです。
「アジアンセパレートティー」ベトナムコーヒーのイメージで濃厚なエバミルクを取り入れ、今回は紅茶とコーヒーをバランスよくアレンジティーに取り入れました。普段別物と感じている2つを合わせる、意外ながらも面白い(笑)ものができました。
コーヒーに負けない渋みを出すがあまり、クリームダウンしてしまったアイスティー。しかしながら、味としてはバランスよくコーヒーと紅茶の両者を感じることができました。
普段家ではあまり行わないような「T会ならでは」の体験を皆様にしていただきたいという思いを抱きながら・・・また次回もご参加をお待ちしております。

3月のテイスティング会「紅茶に入れる砂糖の種類と選び方」を振り返って

2017/3/8

1488950693328ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
毎日のようにお料理やお菓子作りで触れている砂糖。たくさんの種類があること、どんなふうに作られているかということも改めて調べていく中で分かったことがたくさんありました。

まずもってお伝えしたかった紅茶と砂糖の歴史上での関わり方。当時薬として扱われていたお茶が嗜好品として考えられるようになったことは、今の私たちが考えるとかなり勇気がいったことだったように思います。そのきっかけとして砂糖とお茶が関わったことは歴史的に大きなことだったのです。

砂糖の原料である「サトウキビ」「テンサイ」「サトウカエデ」「サトウヤシ」「ソルガム」などからどのように収穫・製造されるかなどのお話をしました。温かい地方で作られる「サトウキビ」、寒い地方で作られる「テンサイ」は製造方法も、味の特徴も異なる砂糖の原料であることも大変興味深いことです。この2つをブレンドすることで、いつも自分たちが手にする精製糖ができていることが分かりました。
紅茶の味もさっぱりしたものやコクがあるもの、ストレートで飲む場合やミルクを入れる場合などあるので、相性のいい砂糖を選ぶことによってよりおいしく感じるのだろうと思います。
皆様にはスリランカ産「ディンブラ」のストレートとミルクティーを4種の砂糖(上白糖、グラ糖、きび糖、てんさい糖)を入れてテイスティングしていただきました。
アンケートの結果、ストレートにはグラニュー糖、ミルクティーにはさっぱりした甘さのてんさい糖が人気でした。
そのあと、スリランカのキリティーを淹れてくじゃくやしの蜜をかためたジャガリを楽しんでいただきました。
キリティーは高い位置から落としながらアワ立てるようにして作るミルクティー。ご希望のかたにも体験して頂きました。
最後はさくら紅茶に合う砂糖はどれか?を考えるもので、ストレートとミルクティーをおつくりし、バイキング形式で参加していただいたかたに自由にお試し頂けるよう、セッティングしました。さくらは日本を代表する香りであることと、さくらの葉にほんのり塩が効いていることなども合わせてどんな砂糖をセレクトするのがいいのか
を考えるのが楽しい、そんな時間になったかと思います。
いつもお客様が楽しんでくださっている表情を見て、「企画をしてよかったー」と感じていて、その後の活動の力につながります。いつもありがとうございます。

1月のテイスティング会「冬のアレンジティーレッスン」を振り返って

2017/1/18

0119新年初回の1月テイスティング会は「アレンジティーレッスン」。ちょっと気合いがはいりすぎちゃって(笑)4種類も!時間に対して、メニューが多すぎたかなと少し反省・・・。でも、お客様は楽しそうに飲んで下さっていました。
はじめに、アレンジティーの面白さやアレンジティーのパターンと特徴などをお話ししました。「フレッシュフルーツ」「ハーブスパイス」「ミルク」「スピリッツ」などアレンジティーには欠かせないものの特徴と相性のいい紅茶などについて学びました。

実際試飲&作って頂いたものは・・・
「アップルオーチャードティー」りんごの皮を紅茶とともに蒸らし、出来上がりにりんごのカット、グラ糖、リンゴジュースをセットした中に注ぐというもの。果樹園という意味のオーチャードティーは英国紅茶協会でも公開のドリンクだそうです。果物と相性のいいウバを使用。
「ホットジンジャーエールティー」おろししょうがやシナモン、はちみつなどを煮込んだジンジャーシロップと濃いめのダージリンをあわせました。
参加者の方に紅茶を入れて頂きました。
「梅酒ティー」新春にふさわしく、梅酒を使ったアイスアレンジティーを取り入れました。酸味のある梅酒と紅茶をあわせることに苦労しました・・・。甘味を加え味のバランスをとり、美味しくなりました。参加者に小学生がいらっしゃったので、「小梅ちゃん」を溶かして、同様にアレンジティーにすることで雰囲気を味わって頂きました。ディンブラのアイスティーを使用しました。
最後は「マシュマロナッツチャイ」です。これはグループごとの実習となりました。固さのあるナッツはすり鉢で砕いてお湯でゆがいてから、そこにミルクを足して沸騰したらアッサムを入れて煮出しました。チョコマシュマロ(天恵製菓さんのものを使用)を浮かべて溶かしながら召し上がって頂きました。こちらが一番人気でした。
アレンジティーはお料理に似ていて・・・紅茶を1つの食材として見た時の可能性は広がっていく。

ルフロンマルシェ1/11出店

新年初めてのマルシェ出店。たくさんのお客様と新年のごあいさつを交わすことが出来ました。
定期的に紅茶を買いに来て頂ける方も増えてきて、本当にありがたいと思います。
緑茶販売の佐京園さんとお話しする機会があり・・・和紅茶の生産についてお話を伺いました。
「茶を育てる」ということは、並みならぬ研究のなかで、実験を繰り返しながら、自分の納得するものにめぐりあうまで
時間を費やさなくてはならない。生産者の心意気を感じ、感動しました。
マルシェでは、お客さまもさることながら、生産者、販売者の方との関わりから学ぶことも多いです。

奥沢マルシェ12/18出店

2016/12/20

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2度目の奥沢マルシェ出店。天気予報では温かくなると言われていたように穏やかな日。日陰になっている場所だったので、ほんのり寒く・・・。しかし、たくさんの方が立ち寄って下さいました。奥沢でのマルシェは茶葉販売と飲食の紅茶販売。マサラチャイやカルダモンチャイなどが人気で、「おいしかったわー」と嬉しそうに帰っていかれる方を見ると、ほんとに嬉しく思います。川崎店のときの常連さんもおいで下さいました。屋外で紅茶を作るのは、冬は温度調節が大変・・・。抽出温度が80度を下がると、美味しく入れられない可能性がある。コゼーなどをつかって出来る限り保温しました。ダージリンのストレートティーを試飲でお配りしました。足をとめて見て下さる方は「香りがいいね」と喜んでくださいました。
今回の出店は約10店舗。カフェからケーキとコーヒー、お野菜、木さじの職人さん、こだわりのクレープやさんなど・・・バラエティに富んでいます。きっと楽しんでいただけるはず☆遊びにいらして下さいねー!
少しづつですが・・・奥沢の街の方にマルシェそしてマユールを認知して頂き、また来てみたいと思って頂けるようになれたらと思います。
次回は1/29に出店の予定です。

ルフロンマルシェ12/14出店

2016/12/19

12月のマルシェ、寒さとの戦いになってきました(笑)でも、クリスマスイルミネーションがきれいで、たくさんの方々がいらっしゃっていました。
あわせてマルシェも見て下さる方、いらっしゃいました!
早いもので、年の瀬なんだなーと感じるのは、年末のごあいさつ等をして「来年もお願いします」という機会になったこと。28日の最後の出店にお越しいただけるお客さまもいらっしゃって・・・ありがたいです☆
クリスマスにおすすめの「スウィートウインター」好評でした♪またオーガニックチョコレートも好評頂けました!

PTA紅茶教室

DSC_1462息子の通っている小学校のPTAの家庭教育学級の企画として、「クリスマス紅茶教室」を行なうことになり、講師として参加させていただきました。
内容としては・・・
紅茶の主成分から見た紅茶の効果について。「紅茶は冬の飲みもの」とイメージすることと合わせ、殺菌作用や発汗作用などをもつ紅茶は冬には欠かせない飲みものであることをお話ししました。
アレンジティーの楽しみ方と、どんな紅茶がアレンジティーに適しているかなどをご説明した後、クリスマスにおすすめのアレンジティー2種「オレンジクローブティー」「冬のオリジナルチャイ」を実習にて皆様に淹れて頂きました。
参加して下さったお母様方が「自宅に戻って是非作ってみます!」と嬉しそうにおっしゃっていただけたことが本当に嬉しかったです。このような機会を頂けたことに感謝するばかりです。ありがとうございました。

11月のテイスティング会「世界三大銘茶とおやつのマッチング」を振り返って

2016/11/26

Exif_JPEG_PICTURE11月1日の「紅茶の日」にちなんで、世界三大銘茶をフューチャーした今回のテイスティング会。紅茶を代表する「三大」となっている意味について考えてみたいと思い、各産地で各銘柄が発祥していった歴史などをまとめて、把握していただくことにしました。アフタヌーンティーは普及するまでの18世紀のあいだにたくさんのお茶が関連しあって、その中で特徴深い「三大銘茶」と呼ばれるものがセレクトされたようです。
参加者皆さんでテイスティング。まずはフード抜きのお茶だけで、そのものを味わって頂いたら、ダージリンが人気。そのあと、おやつとのマッチングを行なった。セレクトしたものは、「しょうゆ煎餅」「薄焼きクッキー」「パイナップルケーキ」「キューブチーズ」の4種。中華菓子と見立てた「パイナップルケーキ」が中国の紅茶であるキーマンと相性がいいのか・・・もともとテーマを設定するときに、最も気になっていたことでした。一口づつかじりながらお茶を飲む・・・このテイスティングを繰り返しながら、自分自身の答えを探していく。本に参考となることは書いてあるが、体感して頂くことでしかわからないことなので、根気のいるテイスティングだったように思います。参加者の方皆様に投票形式で一番マッチしたものにシールを貼って頂きました。午前中午後の2回開催したのですが、両回ともに「ウバ×クッキー」「キーマン×チーズ」がマッチしたというご意見が高く、興味深さを感じました。
最後に、世界三大銘茶を使って、ミルクティー向けのブレンドを作って頂きました。作ったお茶をティーバッグに詰めてお土産に♪

今年度の最後のテイスティング会となり、ひとことづつ感想をいただきました。また今後設定してほしいテーマなども出して頂きました。
これからも自分なりに自宅ではできない、紅茶への研究をお客様と一緒にこのテイスティング会で重ねていきたいと思います。

ティーグループセミナー

2016/11/16

11月12日(土)五反田店にてインドの「アンボティア茶園」のダージリンティーの試飲をご紹介するセミナーがあり、
そちらで私は紅茶の入れ方をご紹介することになり、行ってきました。
約15名くらいの方が対象でした。
アンボティア茶園のお茶を取り扱うティーグループ様は、すべて手摘み、伝統的なオーソドックス製法の紅茶を取り扱われています。
代表の辻様からも現地を訪れた時の写真やお話を伺い、私自身も大変ためになる、1日でした。
ティーインストラクターとして、紅茶の入れ方をどんどん多くの方にお伝えしていきたいと改めて感じました。そして「百聞は一見にしかず」で
現地のありのままをみるということは何にもかえがたい貴重なことだと感じました。

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